駐車場の種類と選び方

駐車場の基礎知識

駐車場とは、「単なる車の置き場所」ではありません。

自宅の外観を引き立て、家族や友人、お客様を温かく迎える第一印象を作り出す重要なスペースです。

また、快適で機能的な駐車場は、日々の生活をスムーズにします。

車種や台数に合わせた広さを確保するだけでなく、ドアの開閉に要するスペースや車を降りてから家までの動線も考慮することで、より快適な駐車場となります。

私たちは、「車を停めるスペース」ではなく「外観と調和のとれたデザイン性がある、快適な駐車場」を施工致します。

駐車場の種類

１．コンクリート舗装 ２．砂利敷き ３．インターロッキングブロック ４．ターフパーキング

コンクリート舗装

コンクリート舗装は、高い耐久性と耐荷重性を持ち、長期的に使用することが出来ます。メンテナンスが非常に少なく、均一な表面が車や人の動きをスムーズにします。見た目もシンプルで、どんな建物や庭にも調和しやすいです。

メリット
・メンテナンスがほとんど不要で、経済的な選択肢です。

・雨水がたまりにくく、水はけが良いので、駐車場として最適です。

・均一な表面から車も人も非常に動きやすい

デメリット
・施工には専門的な技術が必要であり、生コンクリートの値段高騰から初期コストが比較的高いです。

・シンプルで調和しやすいが、色やデザインのバリエーションが少ないため、デザイン性を重視する方には不向きかもしれません。

砂利敷き

砂利敷きは、自然な見た目とコストパフォーマンスの高さが特徴です。また、様々な色やサイズの砂利を選べるため、庭や家のデザインに合わせたカスタマイズが可能です。水はけが良く、駐車場にも適しています。

メリット
・最大のメリットは、コストの低さです。雨水が地面に浸透しやすく、水はけが良いので、駐車場に水溜りができにくいです。

・砂利の上を歩くと音がするため、防犯対策としても有効です。

デメリット
・砂利が散らばったり、車のタイヤに巻き込まれて減少することがるため、定期的なメンテナンスが必要です。

・砂利の表面が不安定なため、車の走行時に滑りやすくなることがあります。

・車の重量によっては、砂利が沈み込んでしまい、段差が出来ることがあるので整地する必要があります。

インターロッキングブロック

インターロッキングブロックは、個々のブロックを組み合わせて敷き詰める駐車場舗装材です。デザイン性が非常に高く、多様な色や形状で美しい駐車スペースを実現します。耐久性が高く、重い車両にも対応できます。

メリット
・最大のメリットは、美観と機能性の両立です。

・デザイン性が高く、独自のパターンや色の組み合わせで魅力的な駐車場を作ることができます。

・耐久性もあり、割れにくく、重い車両にも耐えることが出来ます。

・ブロックの間に隙間があるため、雨水が地面に浸透しやすく、水はけも良いです。

デメリット
・初期費用が他の舗装材に比べて高くなる場合があります。

ターフパーキング

ターフ・パーキングは、人工芝や天然芝を使用した駐車場で、自然な景観を保ちながら通気性や透水性もあり環境に優しいです。庭や住宅まわりの景観に自然に溶け込みます。

メリット
・美しい緑の景観を提供し、自然と調和した駐車場を作ることができます。

・天然芝の場合、自然の風合いが楽しめます。

・人工芝の場合、メンテナンスが少なく済みます。

・透水性が高いため、雨水が地面に浸透しやすいです。

・通気性が良く、夏場でも地面が熱くならないため快適に利用できます。

デメリット
・天然芝の場合、定期的に芝刈りや水やり、肥料の散布など、手間がかかるメンテナンスが必要です。

・人工芝の場合でも、汚れやごみの清掃が必要となります。

・天然芝は耐久性に欠け、芝が傷んでしまうことがあります。

少しでもお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください！

駐車場を選ぶ5つの基準

①目的と使用頻度

駐車場の使用頻度や目的によって選択肢が変わります。

例えば、頻繁に使用する駐車場であれば耐久性の高いコンクリートが適しています。

一方で見た目を重視したい場合は、インターロッキングブロックや人工芝が良いでしょう。

②予算

施工費用も重要な要素です。

予算に応じて、コストの安い砂利敷きを選ぶか、デザイン性を重視してコンクリートやインターロッキングブロックを選ぶかを決めます。

③環境条件

地域の気候や土地の特性も考慮に入れる必要があります。雨の多い地域では水はけのよい素材が、寒冷地では耐久性のある素材が適しています。

④メンテナンス

それぞれの駐車場の種類には、異なるメンテナンスが必要です。

例えば、砂利敷きは定期的な補充が必要ですが、コンクリートはメンテナンスが少ないです。

⑤美観

家や周辺の景観に合った素材を選ぶことで、全体の調和を図ります。

デザイン性を重視する場合は、色やパターンが豊富なインターロッキングブロックやターフパーキングが選ばれます。

まとめ

外構工事での駐車場選びは、使用目的、予算、環境条件、メンテナンス、美観を考慮して行うことが大切です。

それぞれの駐車場の種類には特徴があり、メリット・デメリットがあります。これらを踏まえて、自分のニーズに合った最適な駐車場を選びましょう。

駐車場を設計する際の3つのポイント

サイズと設置場所の決め方

車のサイズ(車種)や台数に合わせて余裕があるスペースを設けることで、人も車もスムーズに動くことができます。

荷物の出し入れの頻度やご高齢の方、お子様の乗り降りの頻度などを考慮してスペースを確保しましょう。

デザインの決め方

サイズと設置場所が決まりましたら、次にデザインを考えます。

家や庭、エクステリア等の外観と調和したデザインを意識します。

家全体の印象は、駐車場のデザインや配置によっても大きく左右します。

外観を意識したデザインにすることで一体感を持たせることが出来ます。

防犯対策や大切な車をきれいに保つ方法